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2017.3.13更新 2017.3.11作成

まずは鼻腔共鳴が何なのか理解する

歌っているとき、常時鼻腔に響かせる必要があります。
(もちろん、チェストボイスよりも、ミドル、ヘッドの方が響きの量は格段に多くなります。)

鼻腔共鳴に関しては、まず鼻腔共鳴が何なのかを理解するところから始める必要があります。 私もそうでしたが、初心者の方は鼻腔に響かせると言う概念がない人が多いです。

「声」という目には見えないものなので、鼻腔に響いているかどうかを理解することはたやすいことではありません。

こればかりは、鼻腔共鳴の知識があるボイストレーナーに聞いてもらって「鼻腔に響かせる」という内容で 一度レッスンをしてもらい、レッスンを録音したものを何度も聴くことによってどういう声が鼻腔に響いている 声なのかを理解するのが手っ取り早いです。 (ちなみに、私は鼻腔共鳴がなんなのかを理解するだけで、3か月かかりました。)


鼻腔に響かせる簡単な練習法

理解できたら、下記のような練習を毎日行って感覚を掴んでいくと良いでしょう。

鼻腔に響かせるための練習

① 鼻で息を吸い、のどの真上のどのあたりから冷たい空気が入って来るか確認
  (鼻腔から来た空気がそこから入ってきているということなので、その方向に鼻腔があるということ)

②その場所に向かって、声の響きを通す。(声を飛ばすのではなく、声の響きを通す。)

③「n」と「i」が鼻腔に入りやすいので、「nーiー」という発声から練習する。

④響きを一気に通したり、ゆっくり通したり、「nーiー」以外のいろんな音で試す。

⑤実力派アーティストの歌(CD音源等)を聴き、どこでどれくらい鼻腔に響いているか分析する。

⑥同じように出してみる。

鼻腔への響きに関しては、地味ながらも大変重要なので、特に初心者の間は毎日やった方がいいです。

鼻腔に響かせるという体感・コツを掴めたら、声帯回りの筋トレに集中しつつ、歌う際に鼻腔共鳴が落ちてしまった箇所を重点的に上記トレーニングや筋トレで補強していくということをずっと(歌をやめる日が来るまで)やっていきます。

【このページの参考文献】

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