私自身、初めてカラオケに行ったときに驚いたのが、プロの歌が高すぎることでした。聞いただけでは低そうに聞こえる曲も、歌ってみたら高くて裏返ってしまうありさまでした。
当時の私と同じように、高音が出なくてカラオケで歌える曲が限られるとお悩みの方向けに、低音のみで歌える曲を挙げてみたいと思います。僭越ながら、歌う上でのポイントも書いてまいりますので、ご参考にしていただけたらうれしく思います。
時の旅人 西田敏行
ドラえもんの映画（のび太と日本誕生）の主題歌です。
しっとりとした曲なので、声を押し出すことなく感情に浸る感じで歌うとちょうど良いテンションとなるでしょう。
また、溜めを作りながら（発音のタイミングを遅らせながら）歌うと、より本格的な歌になります。
（溜めの作り方がわからない方は、「１，２，３，４，１，２，３，４・・・」とリズムをカウントしながら歌い、１～４のところでタイミングを遅らせて、再度１に戻った時には正確なタイミングになるように歌ってみると感覚がつかめると思います。）
家族になろうよ 福山雅治
この曲を歌いこなそうと思えば、低音の安定感と個性が重要になってきます。
原曲と同じしっとりテイストでも良いですが、割と自由に歌っても変にならない曲だと思うので、ややワイルドな感じで歌ってみるのも良いかもしれません。
ラジオ番組か何かで歌われたこの音源しかyoutubeにはなかったので、これを引用させていただきました。
宇宙戦艦ヤマト ささきいさお
この曲は、低くて歌いにくいくらいかもしれません。
低音は響きを下の方（首の根本くらいの高さ）に取り、安定させると良いです。
特に「さらば地球よ 旅立つ船は 宇宙戦艦ヤマト」の「ば」と「ヤマト」が低くて難しいので重点的に練習すべきでしょう。
また、全体的に力強く歌う曲ですが、「手を振る人に 笑顔で答え」の「手を振る人に 笑顔で答」のところはやややさしく歌うとメリハリが出て、力強さがより感じられるようになります。
有楽町で逢いましょう フランク永井
ムード歌謡ということで、その名の通り、ムードを重視して歌わなければなりません。
当然のことながら、歌声もロック的なギラギラした声ではなく、柔らかく出し、息遣いも滑らかにして歌う必要があります。
低音がメインなので、響きを下の方にとって歌うことにより、安定して歌うことができます。
DICE hide
この曲は軽快なリズムで展開されるので、いかに軽快なテンポに乗り、勢いを表現するかが重要となってきます。
この曲の場合、リズムの取り方は、「１，２，３，４・・・」ではなく、「１，２，１，２・・・」の方が軽快なリズムに乗りやすいと思います。
銀河鉄道９９９ ささきいさお
この曲は低音をしっかり出す必要があり、低音が弱ければスカスカになってしまうため、響き豊かな低音を練習しておく必要があります。
具体的には、「あ～」と低音を出しながら、声帯筋を働かせる（声を膨らませる）→しだいに休ませる→しだいに働かせる→・・・というのを繰り返します。
「あ」だけでなく、全ての母音においてこれを行います。 ちなみに、これをミックスボイスでやれば、ミックスボイスの低音が鍛えられます。
虹 福山雅治
今後も探して、見つけ次第追記いたします。
