ハイトーンを練習したいものの、曲を探しきれないという方向けに、ハイトーンの練習に良さそうな曲をまとめてみました。僭越ながら、歌う上でのポイントも書いてまいりますので、ご参考にしていただけたらうれしく思います。
BLUE REVOLUTION 浜田麻里
女性のハイトーンシンガーを思い浮かべると、ロック~メタルが好きな私が真っ先に思いつくのが浜田麻里さんです。
パワフルな声、揺れ幅の大きいビブラート、安定したハイトーン、圧倒的なシャウトなど、常人からかけ離れた発声で度肝を抜かれます。
いろんな動画を見る限り、若い時より最近の方が発声の安定感や質が上がっているので、かなり練習を積まれておられるのではないかと推測されます。 (地道に練習して、どんどん実力を向上させる。何事においてもこういう人生でありたいものです。)
この曲を歌うにあたっても、ハイトーンを安定的に長時間出せるようになる練習を毎日やり続けることが必要でしょう。
その上で、ハイトーンを力強く出すために声帯筋の働きを活性化させる(声を膨らませるイメージ)ことが次に必要になってきます。
つまり、
○ハイトーンを力みなくロングトーンで出す
○ハイトーンで声が割れない範囲で最大限声を膨らませる
(○弱くなってしまう音域があれば、声帯を閉鎖させて何度も出す)
という練習が基本ベースとして必要です。
その上で、実際に歌う際に、張り上げずに音域によって響きが最適になることを意識しながら歌うことが重要です。
ロマンスの神様 広瀬香美
この曲は、音域が広いため、しっかりと響きの場所を意識し、それぞれの高さの声をどこに響かせるかをモニタリングしながら歌っていく必要があります。
響かせる位置を失敗すると、負荷がかかった声となり、その分すぐに疲れて1曲持たないという結果にすらなってしまうかもしれません。
響かせる位置を意識し、負荷のない声で歌うことを心がけましょう。
アヴァロン・ブルー 藍井エイル
この曲は最高音が非常に高いです。(hiGです)
ロック的な歌い方ですが、高い音域が連発するので、Bメロ~サビでは、下(口や喉)の響きは控えめにして、鼻腔共鳴の響きを重視すると良いでしょう。
声を太く出そう太く出そうと意識しすぎると、必要以上に負荷をかけてしまうので、適正な太さで、適正な位置に響かせることが大切です。
今後も探して、見つけ次第追記いたします。